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無言の応援~Granada(グラナダ) - Amazing It Seems
2012 / 01 / 01 ( Sun )
皆さま~
新年明けましておめでとうございます~
旧年中はたいへんお世話になりましたー
何かとクセの強いブログではありますが(爆)
昨年に引き続き、可愛がっていただけたら、しあわせであります~

さって、
新年一発目、初詣のちっちゃい出来事でも書くかな、と思っていたのですが、
どーも、それでは『白蛇伝』らしくないんで、
蛇がみつけた、ちょっと素敵な動画を新年第1号としてご紹介します~

ある学校の放課後
赤毛の小さな男の子が下校するために
駐輪場で自転車に乗ろうとしています。

そこへ、上級生のいじめっ子たちが通りかかります。
様子では、この赤毛の子は、日頃から、この少年たちにいじめられているようです。
『おい、この赤毛野郎』とか
『ニンジン野郎』とか、
そんなことを言われている様子です。

一番タチの悪い子は、わざわざ赤いニット帽を自分のポケットにしのばせて、
赤毛の子をいじめながら、その帽子を、わざとその子の目の前でかぶってみせたりしています。
さらにもうひとりの子は、
赤毛の子とすれ違いざまに、その髪を手のひらで叩いたりしています。

赤毛の小さな男の子は、うつむいて、じっとそのいじめに耐えています。

その様子を、赤毛の子から少し離れた場所から、
ブロンドの髪をした、ひとりの上級生の子がじっと見ていました。

次の日、
また同じ時刻に、赤毛の子が駐輪場で自転車に乗っていると、
また、あのいじめっ子たちが通りかかります。
赤毛の子は、またいじめられると思って、
体を縮めて、小さくなっていました。

ですが、
『おい、この赤毛……』
と、いつものように、いじめっ子たちが言い始めたとたん、
突然、一番タチの悪い、帽子をもった子が、
みんなを制して、何もせずに、赤毛の子の前を素通りしたのです。

何が起こったのでしょうか。



赤毛の子と、
上級生の子との間には、何の会話もありませんが、
ラストシーン
画面の両端にいるふたりの間に、
小さく、無言の挨拶が交わされていることがわかります。

どうぞ、何回もご覧になってみて下さい。
じわじわと、さわやかにその感動が心を揺らします。

今年はどうぞ、皆さまにとって、
希望と愛に満ちた、素敵なお年になりますように~
続きを読む
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11 : 33 : 44 | 映画・ドラマ | トラックバック(0) | コメント(28) | page top↑
雪の華
2012 / 01 / 08 ( Sun )
先日、ほんの短時間だけんど、
大阪にも雪が降りました。

私は親戚が北大阪に住んでいるので、
新年のご挨拶の帰りでした。

同じ大阪でも、北大阪は気候が京都に近く、
中心部に比べて雪が降る日がたまにあるのです。

もちろん私にとって、
これが初雪でした。
その日は朝からあやしい空だったので、
雨になるかもしれないと思っていたのですが、
まさか雪が降るとは想定外でした。

私は、ちょうど最寄駅に差しかかったところだったので、
すぐに駅の構内に飛び込んだのですが、
ホームには一時的に冷たい雪風が舞って、
その寒さときたら、
変温動物の蛇にはとても耐えきれませんでした。

そこで、あわてて、すぐ階段下の、風除けになる場所に逃げ込んだのですが、
そこにはすでに先客がいました。

20代後半くらいの若いママと、3歳くらいの男の子です。

ママは、その片隅に身をかがめ、
自分のコートの前を開いて、
男の子をしっかりとその中に包みこんでいました。

男の子はママの腕のなかで、
何やら楽しげにお話をしていました。
ママは、寒さで耳が赤くなっていましたが、
静かな優しい声で、男の子のお話相手になっていました。



私も幼い頃、
こんなふうに、お母さんから守られていたんやろな。
からだだけは大きくなったけんど、
今でもまだ、見えないコートで、守られてるのかもしれない。
そして、いずれは私も、
自分のコートの前を開けて、寒風からわが子を守るんやろな。

華の舞は
ごくごく短時間でしたが、
心に残る瞬雪でした。

春はもう少し先だけんど
今年は、昨年とはまた違う
美しいお花の季節が来ることを
静かに、ひそかに、
蛇は期待しています。
14 : 24 : 49 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(27) | page top↑
風の通り道
2012 / 01 / 13 ( Fri )
もう二度と帰らないつもりでした。
S少年の家出は、これで3度目でしたが、
今度こそもう、死ぬまで帰らないつもりでした。

怒りと、やるせなさと
満たされぬ想いで胸がいっぱいで、
ただひたすらに自転車をこぎました。

そして、いつかお友だちと来たことがある
ある山の麓の、小さな空き地にたどり着きました。

なぜかS少年は、昔から、この空き地の向こうの山を越えると、
自分が見たこともない、知らない町があって、
そこに行けば、今の自分の境遇のような
不和な家庭もなく、貧乏もなく、人も優しくて
幸せな暮らしができると信じていたのです。
ただし、一度越えてしまうと、
何年も帰ることができないと聞いていました。

実は、以前にも、一度ここまで来たことはあったのですが、
その時は勇気がなくて、その山を登ることができませんでした。

でも、今回はもう違います。

S少年は、大事にしていた自転車を
空き地の隅の、人目につかない場所にそっと隠すと、
しばらくじっと目をつぶって
ひと呼吸おいたのち、
意を決して、山に登り始めました。

家から衝動的に飛び出してきたままだったので、
何の用意もなく、お金もありません。
ですが、山の向こうの町にさえたどりつけば、
誰かがきっと面倒を見てくれると信じていました。

それから、S少年は無我夢中で山を登りました。
鬱蒼とした木々をぬけて、
ぬかるんだ道を歩き、
藪を越えて、
ただひたすらに、山の向こう側を目指したのでした。

そして、どのくらい登ったでしょうか。
長い長い時間のあとで、
ようやく頂上らしき場所にたどりつきました。

時刻はもう夕暮れに近くなっていました。
S少年は、ようやく、夢にまで見た憧れの町に着いたと思って、
頂上付近の一番見晴らしのよさそうな場所に走りました。

でも、そこからは、隣の山が見えるだけで、
何もありませんでした。
その山の向こうはまた山で、
そのまた向こうも山々が連なっているだけでした。

その時、初めてS少年は泣きました。
何が悲しかったのか、
なぜ涙が出てくるのか、
少年にはわかりませんでしたが、
ただただ、涙が止まりませんでした。



シゲさんは、そんなお話をされたあとで、
照れくさそうに笑いました。
あれから40年近くの歳月が流れましたが、
シゲさんは未だに独り身で、子供もいません。

私は、もう夕ご飯の仕度をする時間になっていました。
帰ろうとして、ふとお買いもの袋の中に、
おみかんがあったのに気がつきました。
そして、その中から、小さなおみかんを3個ほど、
シゲさんにあげました。

ありがとう。
そういえば、もう長いこと、みかん食べてなかったよ。
みかんって、どんな味か、忘れるところだった。

そう言って、シゲさんはまた、照れくさそうに笑いました。
21 : 33 : 55 | 遠い空白い雲 | トラックバック(0) | コメント(22) | page top↑
稲川淳二
2012 / 01 / 18 ( Wed )
なんで今の時期に稲川なんだとツッコまれそうですが(爆)
私、この方のお話、とっても面白いと思ってるんです。

この稲川淳二さん
実は、ご本業はタレントさんじゃなくて、工業デザイナーです。
あまり知られていないようですが、
平成8年には『車どめ』のデザインで
通商産業省選定グッドデザイン賞を受賞されています。

でも今回は稲川さんのご紹介が目的じゃないので、
興味のある方はwikのほうをご覧になってくださいね(爆)

稲川さんと言えば、
今や『怪談話』ですっかり有名になってしまいましたが、
この方、特別にすぐれた話手のようには思えません。
どちらかといえば滑舌も悪いし、
時々何をしゃべってるのか、わからないことも多いです。

でも、面白いんです。
その素人っぽいお話が、とっても魅力なんです。
それが、稲川さんの芸になってるんですよね。

稲川さんのお話はYoutubeでも多数の作品を観ることができますが、
ドラマ仕立てになったものよりも、
稲川さんおひとりの独演のほうが、断然面白いです。

ただ、お話を聞くだけなのに
なんでこんなに面白いのでしょう。

私の知り合いのある方が、稲川さんの怪談話について、
こんなことを言われてました。

昔は、ご近所に住むおばあちゃんや、
お寺の和尚さんなどが、いろんなお話をしてくださったそうで、
まだテレビが普及していない頃は、
子供たちはそんなお話を聞くのが、とっても楽しみだったそうです。

そのお話を聞いた子供たちは、
やがて大人になると、次は自分たちの子供にそのお話を聞かせました。

これが口述伝承となって、
やがて民話や伝説に姿を変えていくのでしょうが、
稲川さんのお話には
現代では失われた、人から人へと語り継がれる
あたたかい素朴なお伽噺のにおいがするそうです。

私が、稲川さんのお話を『コワい』というよりも
『面白い』と感じるのは、そのへんにあるのかもしれません。

私だけかもしれませんが、
すんごいSFX映画をひとりぼっちで観るよりも、
お母さんの膝元で、
あるいは、お年寄りの傍らで、
直接に
『摩訶不思議な物語』を聞くほうが
より想像的だし、幻想的だし、
心に残る気がするのですが、いかがなものでしょうか(爆)

19 : 56 : 55 | 特選あーちすと | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
ウィスキーがお好きでしょ♪
2012 / 01 / 20 ( Fri )
二次会は
駅の近くの雑居ビルの地下でした。

どこの会社でもそうなんやろけど、
慰安会や新年会などは
幹部の方々が楽しむためのもので、
私たち下っ端には苦痛以外何ものでもありません。

薄暗い店内に入ると、
幸いなことに、先客がボックス席を占領していたので、
私たちは、全員がまとまって席に座ることができませんでした。

そこで、私は、わざとお店の一番奥の
偉いサン方から最も遠いカウンター席に腰かけました。
すると、うまい具合に、すぐに私の隣に先客のおひとりが座られたので、
ちょうど、バリケードが出来た形になりました。

それから、しばらくすると、
誰かが勝手に注文した水割りが、
私の前にもコトンと置かれて
いよいよ退屈な二次会が始まりました。

私は、誰とお話しをするわけでもなく、
また、騒いでる偉いサン方のほうを見るわけでもなく、
水割りの入った、自分のグラスを前にただ、ぼんやりと座っていました。
一刻も早く、この悪夢の時間が過ぎ去ってくれるのを
ただじっと待っていたのです。

20060424.jpg


『飲まないの?』
私のお隣に座った方でした。
50代半ばくらいの、
濃いグレーのスーツを着たオジサマでした。
しばらく、この方もおひとりで、無言で飲んでいらしたのですが、
私が、グラスに手もつけずに
ぼんやりと、虚ろにしていたので、お声をかけて下さったのです。

私は、『あっ、いけない』と思って、
すぐグラスを手にとって、その方に、力なく微笑みました。
すると、その方は、私に向けて、ちいさく乾杯のポーズをとった後、
ボーイさんに、私用にチョコポッキーを注文して下さいました。

それから、オジサマは私にコインのマジックを見せて下さいました。
指にコインを置いて、それを指の動きだけで自在にコインを移動させたり
両手を使って、コインを消してみせたり、とてもお上手でした。
私はいつの間にか、さっきまでひとりぼっちだったことも忘れて、
このマジックに夢中になってしまいました。

それから、ふたりで、なんでもない世間話をしたり、
ある俳優の噂話をしたりしました。

気がつくと、私は二杯目の水割りを手にしていました。
いつの間にか、一杯目を飲んでしまっていたのです。

それから、私の同僚の方が呼びに来るまで
私は、すっかり時間が経つのを忘れていました。

オジサマとお別れするとき、
私が、遊んでくださったお礼を言うと、
オジサマはただ、にっこりと笑って、
あの、ちいさい乾杯のポーズで送ってくださいました。

お店の外に出て、解散したあと
私は駅に向かいながら、
なんだか、妙な気分になっている自分に気がつきました。

これ、
もし誰も私を呼びに来なかったら、
どうなってたかな、なんて
そんなこと考えてしまいました。

冬の夜の神様の、ちょっとした悪戯だったのかもしれません(笑)

12 : 34 : 21 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
The River(リバー)~Bruce Springsteen
2012 / 01 / 23 ( Mon )
帰りに
職安をのぞいてみようかな、とか思ったんやけど
なんだか、あの独特の空気を思いだすと
ずーんと気が重くなってしまって
結局、途中で引き返してしまいました。

でもこのまま帰宅するのも
せっかくの有給休暇がもったいない気がして、
駅前でふたつみっつ求人誌を揃えて
そのまま、そのへんの喫茶をさがすことにしました。

ところが歩きながら求人誌に目を通しているうちに
だんだん喫茶に入る気もしなくなってしまいました。

お家に帰っても
今の時間はひとりぼっちだし、
余計に気が滅入るだけかもしれないと思って
例によって、
そのまま中之島公園へ向かうことにしました。

なんだか、
今日は雲も重たくて
夜半には雪が舞いそうな気配さえします。

大江橋まで来たけんど
今日は公園に降りる気もしなくって
橋の真ん中から、ただ公園を見おろすだけにしました。

すると、堂島川を
空のペットボトルが
飲み口を上にして
かろうじて泳いでいくのが見えました。

あらあらー
あんたどこから来たのさ
ばかだねー
いったい、どこで落ちたんだい

それとも
地上が嫌になって
自分から飛び込んだのかい

そのくせに
ぷかぷかと
中途半端に沈みもしないで

そんで
これから、どこへ行くつもりなんだい
どっかの岸で
誰かに拾われることを夢見ているのかい

冬の川はめっちゃ冷たいってのにさ

両手をダウンのポケットに入れて
そうやって、
ぼんやりペットくんの行方を追いかけてると
ふと
先日聴いたスプリングスティーンの歌を
思いだしました。

16 : 20 : 59 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(24) | page top↑
It Don't Come Easy~明日への願い
2012 / 01 / 30 ( Mon )
『そんな、うまいこといくか!』
って、めっちゃ不機嫌な声がしたんで、思わずふりむいたら
私の後ろの席で、オジサン二人が求人票を見ながら
なにやら会話をしていました。

職安の相談コーナーの前で
順番待ちをしていた時のことです。

会話の中から、お二人はお友だち同士ではなくて
この職安でお知り合いになった方々のようです。
そのうちのお一人は、今月で雇用保険が切れるそうで、
もう切羽詰まっているようでした。

無機質な建物の中の
重く暗い雰囲気の中で交わされている会話なので、
もちろん笑い話ではないのですが、
私は、それが妙に可笑しくって、
ずっとハンカチで口元を隠していました。

面接について

『経験がなくてもよ、おまえ、やる気を見せりゃあよ』
『そんなんで就職できたら、失業するヤツなんかおらん』

ある求人について

『この会社は、いいとこやぞ。俺は前にいたから知ってる』
『じゃあ、なんで辞めたんだ』

履歴書について

『この字、間違ってんぞ』
『おまえは書くとこ間違ってる』

もちろん、重い空気の中ですから、
誰も笑っていないし
オジサン二人も深刻な表情で話しているのです。

不謹慎かもしれませんが
この滑稽さは何なんだろうと思いました。

あれだな、
もしかしたら、どんなに深刻な場面に陥っても
自分が思ってるより
自分の状態って、
めっちゃ落語みたいなのかもしれません(笑)

19 : 28 : 02 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(12) | page top↑
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