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身元保証人
2012 / 09 / 01 ( Sat )
今回の記事はとってもシビアです。

先日、私と同期に入社した人(男性)が、
入社時に会社に提出する『身元保証人』を、どうしても用意できないので
入社後わずか一週間で退職するということがありました。

私の会社の身元保証人は
親族一名と、親族以外の人一名の計2名になってるいるんですが
その人は、親族以外の方が見つからなかったようです。

私の場合は、お母さんとお友だちのTになってもらったので
何の問題もなかったのですが、
やはり地方から単身で出てこられた方や、
親族とのお付き合いがない方などは、この『身元保証人』にすんごく苦労する方もいらっしゃるようです。

でも、私はこのお話をきいて、ちょっと不思議に思ったことがありました。

それは私が知ってる、50代のある男性の方のことです。
この方にはご家族もなく、ご友人もいない、というお話を
ご本人からうかがったことがあるんですが
この方は、ちゃんと警備員としてご就職されて、現在も働いておられます。

この方に関する記事であります。
I Stand Alone~ひとり

JHG.jpg


この方にはまったく身寄りがないのに、どうしてご就職できたのでしょうか。
ある方からきいたお話によりますと、
この方は、ある身元保証人紹介会社に依頼して、入社時の書類をご作成されたとのことでした。

私は事務関係をいちおー本業にしておりますので、ちょっと興味があってしらべたんですが
この『身元保証会社』というのは、めっちゃアブナイです。
すべてが『ダークカンパニー』だといっても過言ではないと思います。
だいたい常識で考えても、
親族や知人でさえ『保証人』になるには抵抗があるのに、
まったく見ず知らずの人の身元を保証するなんて、一般ではありえないことです。

これらの会社は、そのありえないことを商売にしているわけですから、
当然、この会社を利用するには、それなりのリスクがあるわけです。

私が調べたところでは、とくに『融資』の保証人を紹介している会社は最も危険です。
その仕組みについては長くなるのでここでは詳細は述べませんが、
私が知る限りでは、どんなに困っても、絶対利用してはいけません。

また、『融資』だけにかかわらず、『賃貸』『就職』の場合でも、
契約の内容が、紹介された保証人との『相互保証』になっている場合は、
後でとんでもない金額の賠償金を支払うはめになることがあります。
また、『登録料』だとかの名目で前金を要求する会社は
料金だけを徴収して、保証人を紹介しない会社もありますし、
さらにその登録料が『自動更新』になっている会社は、
いくら解約通知を送っても無視されたうえ、悪質な登録料取り立てがある例もあります。

しかし『融資』にまったくかかわらず、
『身元の保証』だけを商売にしている会社もあります。
これらもダークな会社には違いありませんし、
個人情報の漏洩など、どういうリスクがあるかはわかりませんが、
『就職』などにともなう一時的な保証人紹介では、
先の警備会社にご就職された方のように、
たいへん助かっている依頼人の方がいることもまた事実です。

kodoku.jpg


就職の際に『身元保証人』を要求するのはわが国だけだそうです。
法の強制力はないようですが、
それでも、それが会社のルールなのであれば、
そこの社員として働いていく以上、その会社の掟には従うほかありません。

いろんな事情があって、今まで必死にひとりぼっちで生きてきて、
黙々と一生懸命、お仕事をされる方でも、
『身元を保証する者がいない』というだけで
まともに就職もできない現実がここにあります。

親族と疎遠の人や
わけがあって保証人を頼めない人、
身寄りのない人は
賃貸住宅に住むことも、
お仕事を得ることもできないのでしょうか。

私の知り合いには、浮浪者の人をひどく軽蔑して、あからさまに非難する人がいます。
でも浮浪者の人の中には、再起を望んでいても、
こーゆー事情でどうにもならない人もいるんだということを
もっとよく考えてほしいな、と思います。

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19 : 25 : 39 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(26) | page top↑
二杯目のコーヒー
2012 / 09 / 22 ( Sat )
大阪駅前ビルの、喫茶の窓から見下ろす街は
いつの間にか、すっかり秋の様相を示していました。

あれこれと、
わけのわかんないことに心を煩わせている間に、
季節は
瞬く間に流れてしまったようです。

窓際の、ちいさなテーブルに、
自分用にプリントした書類を並べて
黙々とチェックを入れている私の姿を
高校生のアルバイトらしき女の子が
不思議そうに見ていました。

その日は会社はお休みだったんだけんど
蛇には、覚えなくっちゃいけないことがまだまだいっぱいあって、
夕べも、本来ならば、お休み前のリラックスした夜を過ごせたはずなのですが、
いろいろ週明けの段取りなどを考えていると、
どうにも、そんな悠長な気分にはなれませんでした。

結局、
蛇は、夜更かしをするわけでもなく
いつもの時間に就寝して、
いつもの時間に起きて、
気になっていた訪問先の所在地の確認と
メモの整理のために
朝からお得意先へのルートを、ひとりであちこち廻って確かめていたのでした。

数少ない休日だというのに
いったい何をしていることやら。
我ながら、そーゆー自分の性格に
別の意味で疲れを感じちゃいます。

そうして、
ひととおり、目を通した書類を束ねて
ファイルに閉じようとしていたら
さっきのアルバイトの女の子が
ふわっと、私のテーブルにやってきました。

『コーヒーのおかわりはいかがですか~』

あー
そーいえば、このお店は二杯目からは無料なのでありんした。
そんなことも忘れちゃうほど
私の心は
喫茶に入りながらも、コーヒーの味も堪能していなかったのでした。

『そうね。じゃあもう一杯お願いします』

そうすると、
彼女はまるでうさぎが跳ねるようにぴょこんとお辞儀して、
そのままぴょんぴょんぴょんと厨房のほうに消えていきました。

あー
彼女から見たら、
今の私はどう見えるんやろな。

かつて
今日の空の青さを
水彩画に画こうした私とは
たぶん違う人物に見えたかもしれません。

つまんないことに、心を煩わせている間に、
気がついたら、秋になってしまって
やがては自分の夏を想いだすこともできなくなってしまうのかしら。

そしてもっともっと時間が逝ってしまうと
多くのご年配の方々が言葉にされるように
私の夏も
『あの頃』という言い方になっちゃうのかしら。

二杯目のコーヒーは、心なしか
一杯目の時よりも、ほんのりと苦みを感じました。
でもこれが、本来のコーヒーの味なのかもしれません。

休日のその日
時間に追われているわけでもないのに、
ふと、腕時計に目をやってしまう私の耳に
ノラの歌声が流れていました。

10 : 38 : 27 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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